のんびり旅

以前デンマークのフォルケホイスコーレに留学していました。旅行、たべもの、考えたことなどを書いていく予定です

フォルケホイスコーレに必要な英語力

私が通っていた学校は英語で授業を行ってくれる学校だったので、

デンマーク語ができなくても英語でコミュニケーションが取れれば入学できました。

今回はフォルケホイスコーレに必要な英語力について、私が感じたことを紹介します。

 

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最低限の英語力があれば入学はできる

フォルケホイスコーレに入学するには、自分で学校を調べて

問い合わせを英語で行い、手続きを行う必要があります。

お勧めの学校を紹介してくれたりVISA手続きを含め、代行しているところも

あるかもしれませんが、これらの手続きを一人で英語を使用し行うことが出来れば、

誰でも入学が可能です。

というのも、入学の際に何かテストを受けたり、英語力を証明するものを提出したり

する必要がないので、英語力があるかどうかは見られていないのです。

 

しかしそれは英語力が必要ない、というわけではなく、英語ができることを前提として

考えられているからと言えます。

 
入学前に自分の英語力を計った方が良い

これは自分がやればよかったな、という自戒を込めて書きます。

私は学生時代に、英語である程度コミュニケーションが取れたイメージがあり、

今回も大丈夫だろうと、デンマーク留学前にはあまり勉強しませんでした。

ただ、やはり使わなければ衰えるもので、現地に行ってからコミュニケーションを

とるのに少し苦労しました。

文章読解やライティングは留学中ほぼないかと思いますが、ミュニケーションの

土台となる単語を思い出したり、リスニング力を高めたりすることは行く前に

最低限やっておくべきだと思いました。

 

また、帰国子女でない限り、海外に行って現地の学校で授業を受けることで

日本で英語を勉強するよりも遥かに効率的に英語力が上がります。

帰ってきてから自分の一番伸びた英語力をテストで確認することもお勧めしますが、

のびしろを見るために、事前に留学前の英語力を計っておくことをお勧めします。

 

ビジネスで使用できると言われるTOEICの点数は600点だと言われています。

実際テストの点数とコミュニケーション力は関連性がないと個人的には思いますが、

同じく600点程度が留学には最低ラインの英語力だと思います。

 

留学経験は活きる、初めての留学にも向いている

私が行っていた学校には、以前留学をした経験がある人と、今回が初めての留学の人

半分ずつの割合でいました。(日本人です)

 

一度留学した経験がある人は日本の文化や伝統の紹介に慣れていて積極的に

異なる文化について話していたような気がします。

また、初めて留学する人にとっても、大学での交換留学等と比べ圧倒的に

勉強のハードルが低い(プレゼンやレポートがない、テストがない)ですし、

デンマーク人は超フレンドリー!ではないですが、誰とでも分け隔てなく話す人が

多い印象で、コミュニケーションがとりやすいように感じました。

 
英語力より必要な物

これは日本でも言えることかもしれませんが、多くのことを知っている、

多くのことを話せる、というだけで人から好かれるわけではありません。

 

相手が行っていることを理解し、自分の言いたいことも発言できる英語力があれば

勿論素晴らしいことですが、それよりも大事なのはコミュニケーション力です。

 

・相手の英語が分からなくても聞き返し、自分が理解できたことを伝える。

・自分の言いたいことを知っている単語や身振り手振りで伝えようとする。

・よく分らないけど、この時間は楽しいね!このご飯は美味しいね!と表現する。

 

こういったコミュニケーションを取り、人と一緒にいること、コミュニケーションを

とることを心から楽しんでいた人たちが、多くの友人を作り素晴らしい時間を過ごした

ことは言うまでもありません。

 

留学初期では自分の英語力に悩んでいた人も、最後には笑顔が増えていました。

留学は長期戦なので、わからなくても友達を頼りながら、コミュニケーションを

していけば充実した留学になると思います。

 
言葉が出てこなくても、特技があればコミュニケーションできる

今回は英語で行われる授業を前提に英語力について書いていますが、

特定の科目専門のホイスコーレ(手芸、デザイン、アウトドアなど)だと

デンマーク語で実施されるところも多いと思います。

 

英語にせよ、デンマーク語にせよ、そういったところは実技の時間が多いので

その実技でパフォーマンスを出せれば先生や友人に話しかけられる回数も増え、

また自分からもアウトプットしたものをツールとしてコミュニケーションが

多く取れると思います。

 

私たちの学校でもピアノが弾けたり絵がうまかったり、ダンスが出来たりと

そういった得意なものがある人は、表現を通じて交流を深めていたように思います。

 

英語以外に自分を表現する“何か”があると、〇〇な人、と認識され、

周囲がコミュニケーションを取りやすくなるので、何か趣味や特技がある人は

留学初期段階で表現する機会を増やすことをお勧めします!